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心理療法ってどんなものでしょう
あなたは心理療法というものをどのようにイメージしてみえるでしょうか？
私の開業した３３年前には「占いですか？」とか「宗教ですか？」などの質問を良く受けたことがあります。
それも
大きな意味でその人の心が癒されて豊かなこころが取り戻せたなら癒しの要素がそこには入っているのでしょう。シャーマンとの出会いで人生が大きく変わったという人もいます。
昔は人生の達人のような人や知恵者が身近な所に沢山いて社会そのものが今よりももう少し健康に機能していたのでしょう。現在はグローバル化した社会、核家族化、少子化など様々な要因で本来の日本文化や生活習慣は変化し、共通した価値観は持ちにくくなり多様化しています。集団主義から個人主義へ、拘束から自由へと変化しています。急速な時代変化のために世代間の断絶は大きな価値観の断絶として横たわっています。何が本当なのかが分かりにくい時代の中で個人がどう生きていけば良いか迷うのは当然だと思います。
個性的に生きること
自由に生きると云うことは素晴らしいことです。しかし、自分だけが自由で良いわけはありません。それを望んだときは遠からず自由は奪われるでしょう。他者にも自由であるための配慮や思いやり、
分かち合う、譲り合う心が大切になるでしょう。そして自由は常に自己責任を求められる事になります。権利を主張すれば当然義務を果たす必要があります。そう考えると自由がそうたやすいことでは無いことが分かります。
私たちはオギャーと生まれた瞬間から社会的な存在として生まれてきています。個人主義を尊重するあまりかえって自らを縛り付ける結果になってしまう事になります。
現実の人間関係の中でそれが分かり過ぎて動きがとれなくなっている人、分かっていてもそのバランス感覚に悩む人、分からなくて結果的に自分が傷ついてしまう人。いずれにしても悩むと云うことは向上心を以て人生を真剣に考えている素晴らしい人達です。時代と共に悩みの中身も変化し解決する受け皿もまた変化しています。
ここでは悩みを解決するための一般の心理療法の代表的なものについての概要をご紹介します。
心理療法（心理カウンセリング）には沢山の種類があります。集団で行う集団療法、一対一の個人療法。また色々な学派があり、その学派の理論的背景を元に出来上がった療法や学派に囚われずに出来上がった心理療法もあります。
また心理療法により到達する目標が違ってきます。
内容
相談においでになる方の多くは、自分の身体に原因があるのではないかと、まず神経科、内科などに行かれるのですが、身体的な異常はほとんど見られず、その原因は心理的、性格的なものにあるといえます。
創始者の故前田耕作先生は満州国立竜井医科大学を昭和２０年に卒業されましたが、自己の性格で苦しまれた経験から、性格改善に大きな関心を示され、独自に心理学、性格学の研究に打ち込まれました。
その研究態度はできるだけ個人の主観を排除し、科学的な方向づけの努力であり、当時はやっていた精神分析、実存分析、カウンセリング、後に台頭してきた行動療法などは勿論のこと、あらゆる心理療法を研究された知識、技術を基礎にして独自の指導システムを確立させたのが、前田心身療法であります。
その根本的な考えは、全ての症状は身体の異常からくるのではなくて、家庭、学校、職場などで生活するうえで、個人が独特の歪んだ知覚、認知の仕方を身につけているのが原因であるとし、個人の普通人とは異なる誤った知覚、認知を分析することから始まります。
自己流の歪んだ知覚、認知は個人の生育環境、教育環境、友人関係などによって発生し、本人にはほとんど気づかれずに強化されていくものです。歪んだ知覚、認知とは分かりやすく言いますと、一人合点、思い違い、勘ぐりという言葉で表現できましょう。
問題は本人が、いつ、どのような状況の時に、どのような歪んだ知覚、認知が働くのか自分ではなかなか分からないという点です。従って、この点を当方が的確に分析し、本人に気付かせてあげることが重要になってきます。
加えて重要なことは、人間は全て社会的な存在でありますから、常に他者との出会いがあり、かかわりあいの中で適応的な生活をおくる必要があります。そのためには理屈ではなしに、日常生活の中で少しづつ体験的自信を積み重ねていくことです。前田心身療法は皆様が、不安や恐怖を感じて逃げ出したくなったり、どうすればよいのか分からない時、このようにすれば治るという具体的な方法をお教えしていきます。
●どこに相談すれば、適切な指導を受けられるのか、分からない方。
ぜひ前田心身療法との出会いをおすすめ致します。 |
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